4月6日(水)『オトノハにのせて』本日のお客様♪
11:10~「人ネットワーク」
換気、消毒等の感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、三浦綾子函館読書会の吉崎 侑(ゆき)さんと、中村 真紀さんをお迎えしました。
三浦綾子は旭川出身の北海道を代表する作家。1922(大正11)年生まれですから、今年は生誕100年のメモリアルイヤーです。
その作品は全国に数多くのファンを持ちます。三浦作品を共に読み、味わう「三浦綾子読書会」が全国で開催されています。
函館の読書会の立ち上げは、2016年。花園キリスト教会の読書サークルとしてスタートしました。2019年に、教会からは自立して現在は独自に活動を行っています。
月に1度の定例会では、会員の皆さんが集い作品を順番に読む輪読を行い、感想を話し合います。同じ作品を読んでも、読み手によって感想や解釈はさまざま。また先輩会員が若手のお仲間に、作品が描かれた時代背景などをお話下さるなど、1人で読書をするのとは、また違う味わいや作品の楽しみ方があるようです。
定期的に文学講演会も開催しています。講師を務める森下辰衛さんは、三浦綾子文学館の特別研究員。森下さんの分かり易い講演にはファンが多く、作品を読んでいない方も興味深くお話を聞くことができるそうです。
次回は、今月29日(金)に開催されます。取り上げる作品は、三浦綾子最後の長編小説「銃口」の下巻。三浦文学の集大成であり遺言です。実は「銃口」の上巻には、納豆売りの少女について書かれた部分があるのですが、このエピソードは函館の旧常盤小学校の児童が書いた作文が元になっているそう。このように函館とも関りのある物語です。
会員以外の方も、三浦作品を手に取ったことがない方も、参加できます。
三浦作品は明るく楽しい物語ではありませんが、人間の悲哀が描かれ、何より登場人物たちへの三浦綾子の愛情が感じられる作品ばかり。悲しみや苦しみの先にも、光が感じられます。
定例の読書会は、コロナ禍でも感染対策をしながら実施してきました。Zoomを使ってのオンラインの実績もあります。会の皆さんと作品を一緒に味わってみたい方は、是非お問合せ下さい。
三浦綾子文学講演会『銃口』(下)~銃口に勝利するもの~
4月29日(金)13時~ 函館コミュニティプラザ Gスクエアで開催
入場料 500円
お問合せ 0138-50-5622(中村さん)