11:10~「人ネットワーク」
FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大にともなう特別番組編成で放送をお届けしています。当面の間お客様はお電話でのご出演となります。
今日は、自主夜間中学「函館遠友塾」代表の菅原 智明さんにお電話でご出演いただきました。
自主夜間中学「函館遠友塾」は2009年4月に開校しました。30年程の歴史がある札幌の自主夜間中学「札幌遠友塾」のスタッフをされていた前代表・今西隆人さんが道南へ転勤して来られたことをきっかけに立ち上げられました。
函館市総合福祉センター(あいよる21)を会場に、週に1回開催されています。
現在は2年制。1年生25名、2年生20名が学びます。
国語、社会、数学、理科、英語の5教科で1回に2コマの授業を行います。読み書きや計算などの基本的な部分から、現在の社会の話題、日常の関心事など盛り込んだ授業が行われています。
設立当初は、戦中・戦後の混乱や家庭の事情、病気などで学ぶ機会を充分に得られなかった方が中心だったそう。現在は、学び直しがしたいと通われる方が多く、不登校を経験された方からもお問合せがあるそうです。
年齢層は20歳そこそこから90代までと幅広いのですが、学ぶ意欲に溢れていて、授業中は真剣そのもの。私語はなく、先生の声が後ろまで届かない時には「聞こえません!」と声がかかるほどだとか。質問も多く、皆さん楽しそうに学んでいるそうです。
本来3年制で実施したいところですが、スタッフの人数の都合で2年制になっています。
スタッフは、学校の先生や元教員の方だけでなく、家庭の主婦の方などもいらっしゃるそう。
代表の菅原さんは、理科を教えていらっしゃいますが、実は日中は会社勤めをしていらっしゃるんです。
もともと遠友塾のスタッフをされていた奥様からのお誘いで、関わるようになったそうです。
生徒さんは、菅原さんより年上の方も多いのですが、高い学習意欲を持つ人生経験豊富な先輩たち。教わることも多いようです。
スタッフはボランティアで、報酬・交通費は出ませんが、さまざまな世代の方と関り学ぶことも多い、貴重な時間を過ごすことができそうです。興味のある方がいらっしゃれば、是非お問合せ下さい。
コロナ禍で、教室の人数制限もあり、休校期間が続いています。以前は、遠足のような位置づけで市議会や裁判所などへ社会見学にも出掛けていたそうですが、こちらも実施できていません。今後、卒業式は日程を延期して人数を限って実施の予定です。
早く状況が落ち着いて、多くの皆さんの学びの場が戻ると良いですね。
函館遠友塾では、現在新入生を募集しています。来月には新しい仲間を迎えて新年度がスタートしますが、新入生はいつでも募集しています。見学も受け付けていますので、お気軽にお問合せ下さい。
自主夜間中学「函館遠友塾」についてお問合せは
菅原さん 0138-31-2354
090-3899-4604(お仕事等で出られない場合があります。
できれば17時30分以降にお願いします。)
詳しくはHPをご覧下さい。こちらから
FMいるかでは、新型コロナウイルス感染再拡大を受け、
感染防止対策として、スタジオに来局しての新規番組収録をお休みしています。
今回は、2019年12月20日放送分の再放送をお送りしました。
今週放送分の曲名は、こちらをご覧ください。
この回からは、先週までとり上げていた、1971年までのアメリカのシングルチャートを振り返り、その中で特に印象に残ったアーティスト、
日本で特に人気があったアーティストたちをピックアップして紹介する流れになっています。
日曜日の再放送も含め、お楽しみください。