11:10~「人ネットワーク」
消毒・換気など感染対策をしたうえで、スタジオにお客様をお迎えしています
今日はお客様に、ナンバー・エイト代表、一般社団法人JOY理事の久保 優太さんをお迎えしました。
「一般社団法人JOY」は、生理用品の無料配布プロジェクトを展開しています。
湯川の雑貨屋さんMinaMinaの佐々木絵美さんが始めた取り組みで、活動をより充実させるために法人化を目指しクラウドファンディングに挑戦しました。多くの皆さんの思いが実りこの秋念願の法人化となりました。佐々木さんが代表理事、お二方いらっしゃる理事のお一人が久保さんです。
「男性が生理用品に関わっているの?」と驚かれる方もいらっしゃるそうですが、性別を超えて多くの人に理解が広がり、より悩みを話しやすい環境になっていくと良いですね。
函館出身の久保さん。大学卒業後、札幌で就職しインターネット通販事業など多くのお仕事を経験されます。
鹿部町の地域おこし協力隊としても活動されました。その当時、始めたのが「ナンバー・エイト」。この春からは、活動を本格化させています。
ラグビーのポジション「NO8」にちなんで名づけられました。「NO8」はプレーの中で多彩な動きが要求されます。久保さんの「ナンバー・エイト」も実に多彩です。
メインの活動は事業戦略とマーケティング・コンサルティングです。化学を学んでいた大学時代、当時話題になっていた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(もしドラ)を手にしたことをきっかけにマーケティングに興味を持ちます。以後、独学でマーケティングを学んでいきます。
久保さんが関り実際に商品化したのが、鹿部町の水産会社「海鮮商店」が販売する「たこうどん」。鹿部で獲れた新鮮で美味しいミズダコの頭を茹でて細切りにしたものです。
社長の木本さんの頭の中にはこの商品の構想はありましたが、実際に売れるのか?というところで久保さんのマーケティングの出番です。マーケティングにより商品として売れるという裏付けをして、世に出すと評判に。商品を購入したお客さんだけでなく、タコ漁師さん、そして加工をした水産会社、皆が喜ぶ結果となりました。
また、独学で身に着けた知識で起業したという久保さんの経験を、若い世代に伝えてほしいと、学校などからの講演会の依頼も増えています。
今の子どもたちはSNSなども活用しているため、情報量が増えているそう。高校生くらいから明確に将来の夢・目的を持っている子も多いそうですが、なかなかそれを口には出さないそう。熱い思いを胸に秘めて、実現に向けた相談を久保さんにしてくれるそうです。
JOYもナンバー・ナインも本格的に活動が始まったばかり。今後の久保さんの活動が楽しみです。
ナンバーエイトについて詳しくはこちら