11:10~「人ネットワーク」
北海道への緊急事態宣言発出を受け、当面の間、お客様はお電話でのご出演になります。
今日は、仙台フィルハーモニー管弦楽団 ヴァイオリン奏者の長谷川 康さんにご出演いただきました。
一昨日20日(月)に、函館市民会館で「アートキャラバン」函館公演を開催した仙台フィル。
もちろん長谷川さんも演奏に参加されていました。
メンバーの皆さんは、前日に各自函館入り。その夜には、函館で花火が打ちあがりましたが、長谷川さんはお泊りのホテルの大浴場からメンバーの方と花火をお楽しみになったそうです。
20日の公演は、現在世界が注目する若手指揮者・カーチュン・ウォンさん、日本を代表するピアニスト・上原彩子さんを迎えてのラフマニノフ2曲。
カーチュン・ウォンさんは親日家で、奥様が日本人ということもあり流ちょうな日本語をお話になります。オーケストラへの支持も日本語で非常に伝わりやすいそう。
上原彩子さんのピアノは、長谷川さんも「美しい」と絶賛。第2ヴァイオリンの長谷川さんの演奏位置はステージの中央、オーケストラの最前列で、すぐ前にピアノがあります。上原さんの顔ばかり見て演奏していた、とお話下さいましたが、その気持ち分かります!!
コロナ禍で、オーケストラの演奏を聴くのが久しぶりだった方も多いのでは?会場は温かい拍手に包まれ、ステージの奏者の皆さんにもその思いは伝わったようです。
16時半頃の終演後、すぐにバスで新函館北斗駅に移動し、そこからは新幹線で仙台へ。21時半頃には到着されたということで、本当に函館と仙台は近くなりましたね。
実は仙台フィルの皆さんは、7月にも道南に来ていました。文化庁の「アートキャラバン」事業の一環で道内の学校を訪問し、演奏を届けてくれていたのです。
道南では、上磯中学校で演奏が行われ、メンバーの皆さんは函館に宿泊。街を散策したり、函館山からの夜景を見たりと、対策をしながら滞在を楽しんだ方もいらっしゃったようです。
お話と合わせて、仙台フィルの演奏もお聴きいただきました。2011年に発売となった「つながれ心 つながれ力 がんばれ仙台フィル」に収録された1曲です。
東日本大震災では、活動の拠点となるホールが損傷。メンバーの皆さんも被災する中、震災の2週間後には復興コンサートを開催。また避難所等を訪れ、音楽を届け続けました。今年は、その震災から10年という年になります。
どのような状況下でも「音楽の力」を信じて演奏を届け続けて下さる皆さん。
またの函館へのお越し、心よりお待ちしております♪