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11:10~「人ネットワーク」
北海道への緊急事態宣言発出を受け、当面の間、お客様はお電話でのご出演になります。
今日は、kidsアート はるの木道南の、はやし ともえさんにご出演いただきました。
「はるの木」は、子どもの自由な発想を大切に、こどもたち一人一人の感性を育みながら創作を行うアトリエです。
札幌を拠点に、道内には空知、平取、池田で教室を展開しています。かねてから「はるの木」の活動に関心を持っていた、はやしさんが手を挙げ、昨年の秋に道南にも教室ができました。
定期的に開催されるクラスに加え、1日アート体験会や出張教室なども行っています。体験会は、募集からまもなく定員に達してしまうことも多い人気ぶり。本当であれば、昨日・一昨日の土日にも亀田交流プラザで開催が予定されていました。楽しみにしていた方もいらっしゃるのでは?
作品を評価するのではなく、子どもたち、それぞれの感性で自由に取り組んでいきます。
先日、匠の森で開催されたときには、外の時間も楽しみながら創作に当たったそう。アートには環境から影響を受ける部分も多くありそうですね。
子どもたちは目を輝かせて取り組み、時間が終了しても「まだ帰りたくない」と言う子も多いそうです。
活動は「自由創作」と設定されたテーマをもとに、みんなで作品づくりに挑戦する「テーマアート」があります。
地域の企業等から提供を受けた端材なども創作に用います。そのままでは廃棄されてしまうようなものも、子どもたちの手にかかると作品になります。先日は、タイルやカーテン、じゅたんなどの素材見本が提供され、理想のお部屋を作ってみたそうですよ。大人でもワクワクしてしまいますね。
旧大野町生まれの、はやしさん。絵は好きだったそうですが、美術の専門的なことを学んだわけではないそうです。教室では指導するというより、子こどもたちと楽しみ、時に子どもたちから学びながら、運営をしている様子がお話から伝わってきました。
小学校1年生と6年生、2人のお子さんがいらっしゃるお母さんでもあります。
アートも子育ても「過程」が大事とお話くださいました。何かに向かう過程で、考え、身に着けたことは、その後成長するうえで大きな根っこになってくれることでしょう。
子どもたちの無限の可能性・感性でどんな作品が生まれるのか、楽しみですね!!
「はるの木」の活道についてはSNSをこちらからご覧ください。
※「はるの木」も参加予定でした、9月5日の「はこだて防災マルシェ」(主催・函館市女性会議)は延期になりました。開催が決まりましたら、番組でもご案内します。
今回は、ブリティッシュ・ロック黄金時代のシリーズから、
キンクスとピーター&ドーゴンの特集として、2019年6月21日放送分の再放送をお送りしました。
今週放送分の曲名は、こちらに掲載されていますのでご覧ください。
11:10~「人ネットワーク」
マスクの着用、スタジオ内の換気、消毒を徹底してお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、シーイクオリティ 代表の佐々木 大生(ひろき)さんをお迎えしました。
「シーイクオリティ」は、2018年に立ち上げられた任意団体。障がいのある子どもたちを対象としたサーフィンスクールを2018年、19年と開催しています。
「Sea(海)」と「Equality(平等)」を合わせて名付けました。海は誰の物でもない、海は平等なのに、海を楽しむことが難しい方が多くいます。
サーフィン歴20年以上、また長く社会福祉法人侑愛会でお仕事をしてきた佐々木さん。障がいのある子どもたちを対象としたサーフィンスクール「オーシャンズラブ」の活動を知り、ボランティアとして参加をし、更には地元での開催を目指して「シーイクオリティ」を立ち上げました。
七重浜海水浴場で開催したスクールに参加した子どもたちのほとんどが、海に入るのが初めてでした。最初は怖がっていた子どもたちが、徐々に楽しさに目覚めて何度も挑戦する姿が見られたそうです。ボランティアとしてサーファーや福祉関係者70名ほどが携わりました。さまざまな繋がりも生まれました。
今年は、その七重浜海水浴場の運営も担っています。これまで運営をしてきた団体が高齢化で解散してしまい、海水浴場が存続の危機にあることを知り、名乗りを上げました。
コロナ禍で、入場制限や更衣室などの利用ができない中ではありましたが、暑い日が続いたこの夏、24日間の開設で11,140人が利用したそうです。
来年度以降も運営を担うかは未定ですが、車いすでも砂浜に下りられるような工夫などをして、より多くの皆さんが海を楽しめる「バリアフリービーチ」にできたら、という夢もお持ちです。
長く務めた侑愛会を3月に退職し、この春からは障がい者の就労継続支援B型事業所「わかば」(森町)の管理者としての奮闘中です。ここは農園の中に作業所ができたようなイメージ。「駒ヶ岳ファーム」の4町(200m×200m)もの広大な土地で、職員さんと利用者さんがアスパラやカボチャの栽培を行っています。
農家の皆さんは高齢化が進み、ここ最近は廃業してしまう方も多いそう。一方で福祉の面では障がい者の就労の問題や作業の工賃のことなど、双方が課題を抱えています。
この二つが手を結ぶ「農福連携」の取組により、農家では人手の確保でき、障がいのある人には就労の可能性も生まれる。双方に良い影響がありそうです。
まだまだ始まったばかりの取組。今後の展開が楽しみです。
これからの時期は加工用のカボチャの収穫など忙しい時期が続きます。「わかば」では、一緒に作業をしてくれるボランティアも募集中。見学も受け付けます。興味のある方は、是非お問合せ下さい。
就労継続支援事業所「わかば」
茅部郡森町字駒ヶ岳491番地2
01374-5-2140
作業の様子などは「わかば」Instagramをご覧ください。
シーイクオリティのFacebookはこちら。
11:10~「人ネットワーク」
マスクの着用、スタジオ内の換気、消毒を徹底してお客様をお迎えしています。
今日はお客様に、声楽家の徳永 ふさ子さんと竹内 ひとみさんをお迎えしました。
ご自身の歌の活動、合唱指導など函館で幅広くご活躍の徳永さん。コロナ禍で音楽の活動がままならない中、合唱用マスクの使用など工夫をこらして練習を重ね、一昨日21日(土)には、函館市芸術ホールでコンサートも開催されました。
そのコンサートにもご出演された竹内さんは、歌の他、フルート・ピッコロの演奏、またお茶の先生でもいらっしゃる多彩な方です。
フルートは15歳から演奏していたとおっしゃる竹内さんですが、歌を始めたのは5年ほど前のこと。FMいるかのパーソナリティでパイプオルガン奏者の石崎理さんがドイツに演奏に行く際に、竹内さんに「歌いましょう」というお声がけをしたそう。それまで歌は未経験だったそうですが、ドイツに行きたい一心で徳永さんの元で練習に励みドイツ行きを果たしました。
徳永さんは、縄文の音を研究する取り組みも行っています。「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録で注目される縄文ですが、徳永さんがこの取り組みを始めたのは2010年から。
世界遺産に向けた取り組みが始まったばかりの頃に開催されたフォーラムに参加したことがきっかけでした。
この度の世界遺産の構成資産のひとつである垣ノ島遺跡では、ハトの形をした「土笛形土製品」が出土しています。また自然の石からなる石笛(いわぶえ)も縄文の遺跡から出土しています。
「土笛形土製品」は、南茅部で活動をする「北の縄文CLUB」が複製を作成しています。今日はスタジオに複製の土笛と石笛をお持ちくださり、竹内さんが音を出して下さいました。
またこの二つの笛が演奏に参加する「縄文三曲」もお届けしました。
「タウブ(鳩)のさえずり」「縄文の海」「わたりひびけ祈り」からなるこの曲は2011年に函館の作曲家・作道幸枝(つくりみち さちえ)さんが作曲し発表されたものです。
なかなか3曲まとめてご披露する機会がなかったそうですが、21日の演奏会では函館メサイア合唱団の合唱、徳永さんの独唱、竹内さんも土笛・石笛で参加をし、通しで演奏されました。
放送ではその録音をお届けしました。
函館は歴史的に音楽と深い関りを持ってきた街。素晴らしい音楽の遺産がある街です。
そこに縄文の音が加わり、より魅力を増しています。
音の面からも、縄文を楽しんでみてはいかがでしょう?