11:10~「人ネットワーク」
マスクの着用、スタジオ内の換気、消毒を徹底してお客様をお迎えしています。
今日はお客様に一般社団法人 日本飛行連盟 赤十字飛行隊の函館支隊 支隊長 工藤 建翁(けんおう)さんをお迎えしました。
昭和12(1937)年生まれの工藤さんは、現在84歳。自らセスナ機の操縦桿を握り、現役で空を飛び続けています。
松前町で生まれた工藤さんは、若い頃から好奇心旺盛。オートバイや車を楽しみ、調整も自らされるなど、機械いじりも大好きでした。
今から45年程前、函館ではセスナ機やボートのクルーズを楽しまれる方が多く、新たに始めたい方へ向けての体験なども盛んに行われていたそうです。
広告を見て家族で体験搭乗をした工藤さんは、操縦に興味を持ちます。その時に乗せてくれた教官が熱心だったこともあり、資格取得を目指すことになりました。
お仕事をしながらの勉強。実技だけでなく学科も5科目クリアしなければなりません。仕事に出かける前の朝の時間なども活用しながら、3年程かけて免許を取得しました。
ご自身がフライトを楽しむことはもちろんですが、さまざまな活動のお手伝いもしています。
航空写真の撮影にも随分関わられたそう。学校の生徒さんたちが作る人文字の撮影や、函館どつくが新造船を手掛けている際には、上空からの検査のために検査官を乗せてフライトしたこともあるそうです。検査日程は事前に決まっているため、多少お天気が悪くても飛んだそうです。
赤十字飛行隊としては、災害などの有事の際に血液や医療従事者の方を運ぶこともあるそうです。
フライトは季節ごとの楽しみがあるそうですが、中でも秋が良い時期。冬もフライトされることがあるそうですよ。
実は、工藤さんは「やっこさん豆腐」でお馴染みの日乃出食品株式会社で長く社長を務めていらっしゃいました。
お父様に続く2代目社長として、豆腐製造のための機械を開発し現在へと続く豆腐製造の大きな流れを作りました。この機械は各地から導入の申し出があったそうです。
子どもの頃から毎日のようにお豆腐を食べていたとおっしゃる工藤さん。セスナを操縦するためには健康も大事。サプリメントも取り入れ健康管理にも余念がありません。
90歳までは、飛びたい。仲間が増えて後継者ができれば、とお話下さいました。
興味のある方、工藤さんと一緒に空を飛んでみませんか?
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