11:10~「人ネットワーク」
北海道への緊急事態宣言発出を受け、当面の間、お客様はお電話でのご出演となります。
今日は、シネマアイリス 代表の菅原 和博さんにご出演いただきました。
本町にあるシネマアイリスが、先月24日に開館25周年を迎えました。
函館市民映画館として誕生し、四半世紀。ミニシアターならではの作品を上映し、またオール函館ロケの映画を製作するなど、映画に関する話題を届け続けてくれています。
アイリス誕生当時の函館には映画館がまだいくつもありました。3スクリーンある「東宝」やアニメ映画も多く上映した「東映」など、足を運んだ記憶がある方もいらっしゃるのでは?
当時一番新しかったアイリスが25年です。
函館の皆さんの映画を見る環境が大きく変わった25年でした。
また映画がフィルムからデジタルに変わり、映写室の風景が一変した25年でもありました。
アイリスには、映画監督など映画作りに携わる皆さんがいらっしゃる機会も多くありました。
ミニシアターならではの、驚く程近い距離でプロのお話を聞く機会にも恵まれました。
「函館に来ませんか?」と声を掛けると皆喜んで来てくれた、と菅原さんはお話してくださいましたが、菅原さんの尽力によるところが大きいのは言うまでもありませんね。
そして菅原さんと函館出身の作家・佐藤泰志作品との出会いにより、函館発の映画も制作されることに。
2010年公開の「海炭市叙景」から今年の秋に公開予定の「草の響き」まで、5作がオール函館ロケで制作されています。
実力のある監督や役者さんを起用してきたことでも話題ですが、特には「そこのみにて光輝く」に出演した菅田将暉さんのその後の活躍は目を見張るばかり。当時は「すだまさき」と正しく読めない方が多かったですものね。
映画業界は、昨年からのコロナ禍で大きな影響を受けています。アイリスも昨年は休館を余儀なくされた時期がありました。
ミニシアターは特にその影響が大きかったのですが、全国のミニシアターを支援するクラウドファンディングが立ち上がり、集まった全額が全国のミニシアターに分配されるなど、さまざまに支援の声が上がっています。
ますます映画が多様化する中で、ミニシアターの存在はなくてはならないものです。
今後はコロナ禍で上映が延期になっていた作品など、注目作が目白押しです。
是非、しっかり感染対策をして映画館にお出かけになりませんか?
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FMいるかでは、北海道に発表された緊急事態宣言を受け、
新型コロナウイルス感染症感染防止対策として、スタジオに来局しての新規番組収録をお休みしています。
このため、今回は、2019年5月24日放送分の再放送をお送りしました。
今週放送分の曲名は、こちらをご覧ください。