11:10~「人ネットワーク」
今日はお客様に、学生食糧支援プロジェクト実行委員会 実行委員長の鈴木 亙(わたる)さんをお迎えしました。
このプロジェクトは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、経済的に困窮する、食事も満足にとることが難しい学生を支援したいと立ち上げられました。
実行委員長を務める鈴木さんは、コロナ禍以前から、世代を超えてさまざまに学生の皆さんと交流し、バーベキューなどで親交を深めてきました。
その学生の皆さんから、コロナ禍でアルバイトの日数が減ってしまったり、アルバイト先のお店が閉店に追い込まれてしまい生活に困っていることや、実家からの仕送り額が減っている人がいることなどを耳にしたそうです。
また、以前から鈴木さんとお付き合いのあった、北海道教育大学 名誉教授の田中 邦明さんも、学生の皆さんから、1日3食をカップ麺で過ごしていたり、生活のために食費を削っているという話を聞いていたそう。
そこで、鈴木さんや、田中先生などが中心となり、10月末頃にプロジェクトが立ち上げられました。
それから1か月ほど後、11月22日には、学生を対象に、食材などを無料で持ち帰ることができる「食材もってけ市」を開催しました。
田中先生と関わりのある、北海道中小企業家同友会函館支部の皆さんや、近隣の農家の方始め、多くの皆さんが呼びかけに応じて食材の提供をして下さったそうです。
当日は、北海道教育大学の敷地内で開かれましたが、開始時刻よりも前から多くの学生さんが集まりました。
函館産のブリの缶詰や、ジャガイモ・カボチャといった野菜類が人気だったそう。
実行委員の皆さんだけでなく、多くのボランティアの方が参加して下さったそうです。
また、学生の皆さんにはアンケートも実施しましたが、就職活動ができるのか等、切実な不安が多く寄せられたそうです。
次の開催を求める声も多く、実行委員会では今月、湯の川地区での開催を決めました。
現在、この時に学生さんに提供する食材を募集しています。
協力していただける方がいらっしゃいましたら、鈴木さんへご連絡をお願い致します。
併せて、当日のボランティアも募集しています。鈴木さんは、ボランティアにも学生さんが参加してくれたらとお話して下さいました。このような活動を通じて、人と人とが繋がることが、今後社会に出た際などに、経験として役立つのではとメッセージを寄せて下さいました。
もし、現在、生活に困る学生さんがいらしたら、当日遠慮なく足を運んでください。
食材の提供、ボランティアにも、是非皆さんの力を貸して下さい。
「食材もってけ市」
次回は12月13日(日)14時~16時
湯川寺(湯川町3丁目)にて開催
ボランティアとして参加される方は、13時までにお越しください。
お問合せ…鈴木さん 電話→080-6080-5360
函館学生食糧支援プロジェクトのFacebookはこちら